ワインの歴史 

 ワインの歴史

ワインと人との結び付きは古く、新石器時代にまで遡るとされる。古代、メソポタミア文明のシュメール人により初めてワインが作られたといわれ、彼らはビールも製造しており、紀元前3000年頃に古代エジプトに双方が伝わったとされる。ビールの醸造の方が比較的簡単であったため、これらメソポタミアやエジプトでは、ビールを日常消費用、ワインを高級品として飲み分けていたとされる。

その後、フェニキア人によってギリシャへと伝えられ、さらに地中海沿岸へと広まったといわれている。ワイン製造の技術が格段の進歩を遂げたのはローマ時代に於てとされ、この時代に現在の製法の基礎が確立した。

ヨーロッパの各地には、キリスト教と共に広まり、キリスト教会の僧院でブドウの栽培と共にワインの醸造が行われた。今でも良質のワインを作る僧院が多くある。キリスト(イエス)は、ワインを指して自分の血と称したとされ、今日でもキリスト教の儀式に赤ワインは欠かせないものである。ただし教会によっては、アルコール依存症を治療している信者や未成年信者に配慮し、儀式の際にぶどうジュースあるいは煮沸してアルコールを飛ばしたワインを使用する教会もある。

イスラム教においては、飲酒が教義により禁止されているため、発祥地である現在の中東諸国では、ワインの生産は、世俗主義国家であるトルコ、比較的リベラルなイスラム教徒やキリスト教徒が住むレバノン・ヨルダン・パレスチナ等に限られる。

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